2017年08月05日

タマムシ

タマムシ1.jpg
 先日,オオケタデの記述で「昔はよく見かけたものですが…」と書かせていただきました。本日もその表現がぴったりの虫です。そうは言っても私の印象では昔も珍しい種類に入る虫だったと思います。
 「ブーン」という羽音を聞き,辺りを見渡すと何とタマムシではありませんか。飛ぶ姿はけしてカッコイイものではありません。身体の重さと羽の位置のバランスの問題なのでしょうか。腹の部分がいかにも重そうで下の方にぶら下がった格好で飛ぶのです。そのくせけっこうな距離を飛ぶので,行方を確認するのが大変なのです。「あの辺りかな?」と見当をつけてゆっくり近づき,「どうか低い所にとまっていますように」と願いながら居場所を探すと,残念! 5mぐらい上の方に見つかりました。
タマムシ2.jpg
 生きているタマムシは本当に久しぶりです。「おっ,タマムシが飛んでいる」と気が付いても,だいたいこちらに追うゆとりがありません。もしあったとしても追いかけてうまく姿を確認できるものでもないのです。姿が見えないよりはましなのでシャッターを切りましたが,例によって良い状態の写真にはなりませんでした。
 良い写真がとれなくてもこの日(7月21日)はラッキーだったのでしょう。夢中でシャッターを切っていると,別の羽音が「ブーン」。そちらを見るともう一匹生のタマムシが飛んでいました。1日に2匹も確認できるなんて,私の現状では「ラッキー」としか言い様がありません。
タマムシ3.jpg
 死んでいるタマムシなら年に1例ぐらいは見ることもあります。死んでもこの美しさを失わないのが不思議です。その不思議さのため乱獲にあったのでしょうか。最近はめっきり少なくなってしまいました。
 法隆寺の国宝に有名な「玉虫厨子」があります。上野の国立博物館で国宝展が開催されたとき,愚妻と見に行きました。タマムシの羽は殆どはがれ落ちていましたが,わずかに残ったそれは千年以上経った今でもタマムシの羽と分かる状態を保っていました。記録として残っているのは2600匹分の羽が確認されたとなっています。一説によると,作られた当時は2万匹以上のタマムシが使われたとされています。昭和35年に制作されたレプリカでは5300匹余りのタマムシが犠牲になっています。
 誰が考えついたのか知りませんが,タマムシにしてみたらいい迷惑です。

 話は変わりますが,今月の定例ライブは残念ながら中止になります。その代わり,8月26日(土)に明野の宮山公園でnananさんとの共演が予定されました。詳しいことは1号バンマスがアップしてくれると思います。(あまりあてになりませんが………)
posted by オンズ at 01:14| 茨城 ☁| Comment(0) | 虫籠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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