2015年07月23日

サトキマダラヒカゲ

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 私のような虫好きで,普段からそれとなく気を付けているような人間でも,なかなか気が付かない部類の蝶である。「サトキマダラヒカゲ」。ごく近い種類として「ヤマキマダラヒカゲ」という蝶もいるが,両者の区別が「いやはやなんとも」である。
 ある説明によると,「ヤマキマダラヒカゲの後翅裏基部の3つの紋のうち一番下の紋が離れていること。外縁に並ぶ眼状紋の黄色部分が狭いことなどで見分けられる」とあった。
 では,写真の蝶はどちらなのだろうか。図鑑で調べてみてもはっきりとした区別はできなかった。「まぁ,だいたい〜」といった感触しかつかめなかったが,私などは専門の学者様ではないので,その辺でお許しいただくしかないだろう。
 驚くべきことは,このような目立たない蝶に対しても詳しい研究をしている人がいるということである。
 「里」にいたら「サトキマダラヒカゲ」,「山」にいたら「ヤマキマダラヒカゲ」ぐらいの認識で十分のように思われる。でも,「里山」にいたらどうなるのだろう。えーい,そんなときは,「サトヤマキマダラヒカゲ」でいいではないか。
 きっとこのようなこんがらがった話がどこかであり,「それでは」ということで,詳しく研究する人がいたのかもしれない。
posted by オンズ at 22:06| 茨城 ☁| Comment(1) | 虫籠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月17日

ヒオドシチョウ

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 Mr. Smallbridgeには,いつも身に余るコメントをいただき,こちらこそ「恐縮」の至りである。氏は昆虫や鳥に関する造詣が深いばかりでなく,音楽についてもとにかくよく知っていらっしゃる。また,ギター演奏に関しても研究熱心であり,氏とのお話や演奏は,2号にとっても大変勉強になるところである。ON'sの1号バンマスに,爪の垢でも飲ませてやりたいほどの人物である。
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 Mr. Smallbridgeの「褒め上手」は,今に始まったことではないが,どうせならこちらも「乗せられ上手」に成り切って悪乗りしてしまうことにしよう。
 この蝶も今年初めて名前と姿が一致したものである。「ヒオドシチョウ」。漢字で書くと「緋縅蝶」となる。
 上の写真を最初に撮ったが,タテハの仲間であろうことぐらいの認識しか無かった。なんとも渋い出で立ちの(正直なところ,「渋い」というよりは「汚らしい」という印象の方が強かった。)蝶で,木の幹にとまっていると絶妙な保護色になっている。裏翅は十分観察できたので,一寸刺激してみたら,びっくり仰天。表翅を見て初めて「ヒオドシチョウ」(?)かな,と思い至ったのである。
 「緋縅」とは,赤い糸で飾り付けた鎧の胴体部分のことである。表翅だけを見ると首を傾げたくなるが,裏翅との対照で見るとまぁ許せるかもしれない。
 翅の表と裏が全く違う蝶は多いが,このヒオドシチョウのそれは,一見の価値があると思われる。
posted by オンズ at 00:26| 茨城 ☁| Comment(0) | 虫籠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月16日

アカボシゴマダラ

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 先日の「見慣れない蝶」の続きというわけではないが,昨年までは全く知らなかった蝶である。古い図鑑には,「日本では奄美大島だけで見られる」との記述がある。これを読んだ昨年は,年甲斐もなく胸を高鳴らせてしまった。しかし頭を冷やしてウェブ上で丹念に調べてみると,「ゲリラ放蝶」の疑いが強いとわかり首をうなだれてしまった。
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 写真は今年の5月に撮ったもので,昨年8月に続いての確認である。2号の職場近くでの繁殖は,ほぼ間違いがないと思われる。また,この種の春型には赤星がないということも分かった。赤星がない「アカボシゴマダラ」と普通の「ゴマダラチョウ」との区別はどのようにつけたらよいのか。
 調べてみてもよく分からなかった。研究が進んでいないのかもしれない。なにせ奄美大島でしか見られなかったのだから。
posted by オンズ at 02:12| 茨城 ☔| Comment(1) | 虫籠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする